こんにちは、腹筋がカニの裏の人(プロフィールはこちら)です。
そろそろ今年も大会シーズンがはじまり、東京都でも5月の東京ノービスボディビル選手権から本格的なシーズンが始まります。
今年も多くの選手が大会出場に向けて調整に取り組んでいることでしょう。
大会が近づいてくると、
- この仕上がりで本当に通用するのか
- 他の選手はどれくらい絞ってくるのか
- カーボや水分調整はこれで合っているのか
このような不安を感じることも多くなってきます。
自分もこれまで何度も大会に出場してきましたが、その度に毎回同じような不安を感じてきました。特に東京都の大会はレベルが高く、「これぐらいでいいだろう」では全く通用しません。
そこで今回は、東京都の主要大会である
- 東京ノービスボディビル選手権
- 東京クラス別ボディビル選手権
- 東京ボディビル選手権
について、実際に出場してきた経験をもとに解説しながら、「この大会で結果を出すために必要な考え方」についてお伝えしていきたいと思います。
東京都3大大会とは?
東京都では毎年、東京都ボディビルフィットネス連盟(TBBF)の主催で以下の3つの大会が開催されます。
- 東京ノービスボディビル選手権
- 東京クラス別ボディビル選手権
- 東京ボディビル選手権
それぞれ出場層やレベルが異なり、求められる完成度も変わってきます。
東京ノービスボディビル選手権
東京ノービスボディビル選手権は、その名の通り「ノービス=初心者向け」に位置づけられる、体重別の大会です。
毎年5月のGW期間中に開催されることが多いこの大会、確かに出場資格としては初心者向けの位置づけですが、実際は初心者向けのレベルを超越しており、きちんと仕上がっている選手が多い印象です。
東京都の場合は特に競技人口の母数が多いため、ノービス大会だからといってレベルが低いということは全くないのです。
そして、ここで結果を残すために重要なのは、やはりしっかり絞り切ることが最低限となります。
ノービス大会なので筋量が多い選手はそこまで多くないし、筋量が多くても絞りが甘ければ評価はガクッと落ちてしまいます。従って、その中で結果を残すためには”絞り切る”ことが最重要のカギとなるのです。
しかも、参加者が多い階級になればなるほど、中途半端な仕上がりでは確実に埋もれます。特に65~75kg以下級の各階級は、毎年30人以上がエントリーすることも決して珍しくはありません。
仕上がりが甘いと、ピックアップ審査の時点で審査員の目にすら入らず、”規定4ポーズを(左右入れ替えで)2回取っただけで出番終了”という残酷な現実を突きつけられてしまうのです。
逆に言えば、筋量が多少物足りなくても、しっかり仕上げてくれば十分に評価されるチャンスがある大会であるとも言えます。
東京クラス別ボディビル選手権
ここから一気にレベルが上がります。
こちらも体重ごとに階級が分かれていますが、それぞれの階級で本気で勝ちに来ている選手が集まります。
この大会の特徴は、仕上がりは当たり前で、その上で筋量、バランス、密度が見られることです。つまり、仕上がりに加えて完成度が求められる大会です。
分かりやすく言うと、東京クラス別は「東京ノービスの過去の優勝者たちが常連になるレベル」です。
ここで勝てると、ボディビルダーとしての評価が一気に上がります。

「東京クラス別で上位入賞してようやくボディビルダーを名乗れる」と某有名選手が仰っていたとか・・・
東京ボディビル選手権
全国大会にも匹敵するトップクラスの大会です。
出場選手は各大会で結果を残してきた選手ばかりで、レベルはいっきに数段跳ね上がります。
日本クラス別の優勝者やジャパンオープンのファイナリストなど、全国大会で好成績を残している選手達も多数出場します。
この大会では、
- 絞り
- 筋量
- バランス
- ポージング
- 当日のコンディション
そのすべてが高いレベルで求められます。
さらに分かりやすく言うと、東京選手権は「東京クラス別の過去の優勝者たちが常連になるレベル」であり、東京選手権の優勝者は「ミスター東京」と呼ばれ、その年の注目選手として全国に名が知れ渡ることになります。
【自分が初出場した2017年以降の東京選手権優勝者(ミスター東京)】
| 年 | 大会 | 優勝者 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 第52回 東京ボディビル選手権大会 | 横川尚隆 | 初出場のミスター東京/レベルの高さを痛感 |
| 2018年 | 第53回 東京ボディビル選手権大会 | 松本美彦 | ベテラン勢の厚みと深さを感じた大会 |
| 2019年 | 第54回 東京ボディビル選手権大会 | 相澤隼人 | 史上最年少王者として大きなインパクト |
| 2020年 | 第55回 東京ボディビル選手権大会 | 中止 | コロナ禍の影響で開催中止 |
| 2021年 | 第56回 東京ボディビル選手権大会 | 白井大樹 | 挑戦を続けた末につかんだ悲願の優勝 |
| 2022年 | 第57回 東京ボディビル選手権大会 | 喜納穂高 | クラシックボディビルからの転換後に東京の頂点へ |
| 2023年 | 第58回 東京ボディビル選手権大会 | 阿部ロイ | 東京の頂点をつかんだデビュー2年目の新王者 |
| 2024年 | 第59回 東京ボディビル選手権大会 | 刈川啓志郎 | 一般大会デビューで一気にミスター東京へ |
| 2025年 | 第60回 東京ボディビル選手権大会 | 泉風雅 | カムバック3年目で悲願の優勝 |

こうして歴代の優勝者を並べてみても分かる通り、東京選手権はただの地方大会ではないですよね。
実際、過去の優勝者にはその後に日本トップレベルへ駆け上がっていく選手も多く、東京都のボディビルダーにとっては特別な意味を持つ大会だと思います。
自分自身、この舞台に2017年から挑戦し続けてきましたが、東京選手権はやはり別格です。
各大会と自分のこれまで
ここからは、実際に自分が出場してきた中で感じたことも交えながらお伝えします。
東京ノービス – デビューの思い出
自分が初めて大会に出場したのは、今からちょうど10年前の2016年です。
当時は「東京オープンボディビル選手権大会」という名称で、75kg以下級に出場しました。
この年は、なかやまきんに君さんとオードリーの春日さんが大会に出場していて、自分も2人と戦ってみたいというミーハー心で出場したのを覚えています。

一番右:なかやまきんに君(この時からデカい!)
もちろん本気で優勝を目指して出場しましたが、その年の75kg以下級はレベルが高く、結果はなかやまきんに君さんが2位、自分が8位、春日さんはピックアップ落ちでした。
ただ、この大会で得たものはすごく大きかったと思います。
当時はボディビルが世間に注目され始めた時期で、同じタイミングでデビューした選手は自分の周りにも大勢いました。
その後引退してしまった選手もいますが、自分と同じく今も現役を続けている選手達は沢山います。
そうした同時デビューの同期に対しては、今でも深い繋がりを感じています。
東京クラス別 – ベテラン勢の厚み
東京クラス別には、同じ2016年に70kg以下級に階級を落として初出場し、結果は5位でした。
そして翌年には優勝。その翌年にも75kg以下級で優勝し、デビュー3年目にして2階級制覇を達成しました。

実はその後、75kg超級も優勝して3階級制覇を狙っていたのですが、「JBBF主催大会でファイナリストになると出場できない」という制約があり、それ以降は出場を断念することになりました。
東京クラス別は、何年も大会に出場し続けているベテラン勢が一気に増えて、レベルが大きく上がった記憶があります。
控室では昔からの常連さん同士の会話が聞こえてきたりもして、大会の歴史のようなものを感じる大会でもありました。
東京選手権 – 別次元の世界
東京選手権にはデビュー2年目の2017年に初めて出場し、9位でした(その年の優勝者、いわゆるミスター東京は横川尚隆選手でした)。
翌年は一気に順位を上げて4位。
その次の年である2019年には最高順位の3位。2020年はコロナで中止になり、2021年も3位でした(2021年は比較審査で1位票も獲得でき、自分の中では一番手応えのあった年だったと思います)。

この年の優勝は白井大樹選手、2位が寺山諒選手、3位が筆者でした。
上位2名とも今や日本のトップビルダーに君臨しています。
2022年以降は5位以下に順位を落としていますが、今まで出場した7度の東京選手権全てにおいてファイナリスト入りを果たすことはできています。
👇これが今の東京選手権の基準レベルです。
文章だけでは伝わりにくい部分もあると思うので、実際の舞台の雰囲気や選手の仕上がりをぜひ確認してみてください。
東京選手権に至っては、自分の肌感覚ではレベルが3つぐらい跳ね上がると思っています。
「東京ノービス<東京クラス別<<<東京選手権」ぐらいの感覚です。
東京選手権も昔からの常連選手達が沢山いて、それこそ「毎年何度も何度も挑戦を繰り返して、ようやく優勝する」というのが今までの常識でした。
それが今では、若い選手が初出場やたった数回の挑戦で優勝してしまう、そんな流れになってきています。
それはそれで凄いことですが、これまで幾度となく挑戦し続けてきた自分にとっては正直複雑な心境でもあります。きっと同じ思いを抱えている選手も大勢いるのではないでしょうか。
3大会に共通して求められるもの
大会ごとにレベル差はありますが、共通して言えるのは次のようなポイントです。
- 最後まで絞り切ること
- ポージングの精度
- コンディションの作り方
- ピークウィークの戦略
特に東京都の大会は全体を通して、仕上がりに非常に厳しいジャッジが下ると言われています。
よくある失敗パターン
そんな中で、よくあるのが以下のような失敗パターンです。
- 最後まで絞り切れずに大会を迎える
- 有酸素をやりすぎて張りがなくなる
- カーボアップで失敗する
- 直前で不安になって迷走する
こういったミスは意外と多く、自分自身もこれまで何度も経験してきました。
実体験から分かったこと
試行錯誤を繰り返してきて分かったのは、正しい方向性で最後までやり切れるかどうかが結果を大きく左右するということです。
つまり、途中で迷ったり、情報に振り回されたり、自己判断で崩してしまうと、本来出せるはずのコンディションが出せなくなるということ。
東京都の大会に向けたサポートについて
ここまで読んでいただいて、「やるべきことは分かったけど、一人でやり切れるか不安」と感じた方もいるかもしれません。
大会は、最後の細かい判断一つで仕上がりが変わってしまうこともあります。
自分はこれまで、東京クラス別で2階級を制覇し、東京選手権でも7度出場して全てファイナリスト入り、3位も2度経験してきました。

その中で強く感じているのは、やはり大会の結果は毎日の細かな積み重ねで決まるということです。
現在、自分はこれまでの大会出場経験を活かし、パーソナルトレーナーとして東京都の大会に向けたコンディショニングサポートを行っています。
特に、
- 初めて大会に出る方
- 過去に仕上がりで失敗した経験がある方
- あと一歩のところで結果が出ていない方
- 東京都の大会で結果を出したい方
こういった方には必ず役立つ内容となっています。
日々の筋トレや大会に向けてのサポートを行うトレーナーは多いかもしれませんが、実際に東京都のボディビル大会に10年間出場し、結果を出し続けてきた「現場経験」に基づいたサポートができる点は、自分の最大の強みだと考えています。
もし、「初めての大会で結果を残したい」「今までとは違う結果を出したい」と思っている方は、ぜひお気軽にお問合せください。
現在は主にInstagramのDMや当ブログの問い合わせフォームで受け付けています。
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東京ノービスまで残り1ヶ月、東京クラス別まで約2ヶ月弱。
ここからの1〜2週間の判断で仕上がりは大きく変わります。
ここからは1日1日の過ごし方が非常に大切です。
大会に向けて少しでも不安がある方は、お早めにご相談いただくことを強くおすすめします。
まとめ
東京都の3大大会はそれぞれレベルは違いますが、中途半端な仕上がりでは通用しないという点は共通しています。
逆に言えば、正しく準備して最後までやり切れば、結果が大きく変わる可能性は十分にあるということ。
10年間の現場経験に基づいたサポートも行っていますので、大会で結果を残したい方はぜひInstagramや当ブログの問い合わせフォームからお問合せください。
自分も7/19の東京選手権に向けて調整を進めています。
大会までの期間、やるべきことを明確にして共に取り組んでいきましょう!

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