こんにちは、腹筋がカニの裏の人(プロフィールはこちら)です。
皆さんはトレーニング中に音楽を聴きますか?
今回はトレーニング中に音楽を聴くことのメリット・デメリットを解説します。
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トレーニング中に音楽を聴くメリット
トレーニング中に音楽を聴くことは、モチベーションの向上以外にも以下のようなメリットがあります。
周囲の雑音をシャットアウトできる
ジムでトレーニングしているときに、周囲の音や様子が気になってトレーニングに集中できないという人がいるかもしれません。
私が通っているゴールドジムでは、トレーニング中の大声は禁止されているため騒がしくはないですが、ジムによっては周囲の声や雑音がうるさく集中できないということもありえます。
そういう時は音楽を聴いて周囲の音をシャットアウトすることで、トレーニングに集中できるようになるかもしれません。
会話対策
インターバル中にジム仲間と長時間会話をしてしまう人もいるかもしれません。
挨拶程度なら問題ないですが、長時間の会話は本人だけでなく周りの利用者の集中力を削ぐことにもなり、また長時間の占有に繋がるため周りの迷惑になります。
また、長時間のインターバルはアドレナリンが低下するなどしてトレーニングの質を下げてしまうことにも繋がります。
イヤホンやヘッドフォンをしていれば周りから話しかけられにくくなるため、会話対策として音楽を聞くことは有効と言えます。
アドレナリンの上昇
テンポの高い曲はアドレナリンを上昇させる役割があり、好きな音楽を聴きながらのトレーニングでは実際に握力の筋発揮力がアップしたとの研究結果もあります。
コルチゾールの減少
ウエイトトレーニングを開始して1時間程度経過すると、体内でコルチゾールが分泌され始めると言われています。
コルチゾールとは別名「異化ホルモン」とも呼ばれており、トレーニングに必要なエネルギーを作り出すために筋肉を分解してしまう性質を持っています。
音楽にはこのコルチゾールの分泌を抑える効果があると言われています。
トレーニング中に音楽を聴くことのデメリット
一方で、トレーニング中に音楽を聴くことには以下のようなデメリットがあります。
テストステロンの低下
筋トレ中に音楽を聴いたところ、男性の場合はテストステロンが低下したとの研究結果が多数発表されています。
特に自分の好きな曲や激しい曲調の曲などを聴いた場合に低下がみられたようです。
ただし女性は逆にテストステロンが向上したという研究結果もあるので、女性の場合はメリットと言えるでしょう。
周りが見えにくくなる
音楽を聴いていると自分の世界に入り込みすぎてしまい、つい周りが見えなくなりがちです。
例えば次に順番待ちをしている人がいても、それに気づけないなどの問題が出てきます。
トレーニングに集中することはもちろん大切ですが、ジムはみんなで使う場所ですので周りの利用者への配慮も心がけましょう。
音漏れする
モチベーションを上げたいからとあまり大きな音で音楽を聴いていると音漏れしてしまいます。
電車の中と同様、音漏れは周りの利用者の迷惑になるので気をつけましょう。
トップ選手はどうしている?
ボディビルのトップ選手はどうしているのでしょうか?
私は今までにいろんなトップ選手(日本選手権ファイナリストなど)のトレーニングを見てきましたが、音楽を聴きながらトレーニングをしている人は見たことがありませんでした。
おそらく彼らは日頃からトレーニングに対するモチベーションが高く、音楽を聴く必要はないのかもしれません。
実際に音楽を聴かない方が集中できると言っている選手もたくさんいます。
私も音楽を聴かない方が集中できるので、トレーニング中は音楽を聴きません。
トレーニング中の微(かす)かな感覚や刺激にも耳を傾けたいのですが、音楽が耳に入るとそういった感覚が薄れてしまいます。
まとめ
トレーニング中の音楽にはアドレナリンを高めたりコルチゾールを減少させるといったメリットがある一方、男性にとっては逆にテストステロンが減少してしまうという筋肥大においては大きなデメリットがあります。
また、音楽を聴いていると、つい周りの利用者への配慮がおろそかになってしまいがちです。
音楽を聴きながらトレーニングをする場合は、周りへの配慮を十分に行うように心がけましょう。
また、これは個人的な意見になりますが、トップ選手などを見ていると、彼らは音楽に頼らなくても十分に素晴らしいパフォーマンスを発揮されている選手達ばかりに思えます。
これはおそらく、彼らは心からトレーニングが好きなために、モチベーションに左右されることがないからなのではないか、と推察します。
トレーニングのパフォーマンをアップさせたいのであれば、音楽に頼るというよりも、彼らのようにモチベーションに左右されない意識をもつことが大切なのかもしれません。
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